2015年 06月 30日

フリーメーソン、ニューヨーク支部  Freemason, the Grand Lodge of New York



マンハッタンのフリーメーソンニューヨークロッジ(支部)のサイトを発見して、ちょっと入り口だけでも覗いてみようと思い、出かけました。
ドアをいくつか押して奥まで入ると、エレベーターの脇の方にちょこっと目立たない感じで ”ツアーをやっています” とあるではありませんか。
えっ?  ここはいわゆる”秘密結社”と言われているところだと思っていましたが、、、いまや、そういう言われかたをしたくないということでしょうか。でも、この雰囲気。。。

何ともいえない美意識ですね。
この門はすべての部屋にあって、古代エジプトのソロモンズテンプル(ソロモン神殿)の門を模しているそうで、神殿を建てた建築家にまつわる伝説やら、あれやらこれやらが、壮大な物語と、たくさんの印などの細々をとおして、メーソンを知り始めるとつきることなく登場して、この何か掘っても掘ってもつきない隠された感じが、ワクワクドキドキさせる要素にちがいありません。ちなみに会員は男性のみ。


ここで位階の儀式、などやるそうです。


友人が壁の石をさわって言いました。「この大理石は地中海沿岸でしか採れない大理石だ」と。


儀式の部屋は、ルネッサンスの部屋とか古代エジプトの部屋とか、えんえんあります。


玄関ロビーの上方にあった絵。
メーソンというのは石工のことで、しかしこれは何をしている絵でしょうか?  なんか宝箱を石の中に隠しているのかな、なんて思いますよね。みな石工のエプロンをしています。きっと、わかる人には簡単にわかる話かもしれませんが。こんなふうに、知る人ぞ知る、みたいなものが、ぎっしりなのです。


ナチスドイツのゲシュタポ本部の地下から発見されたもの、とあります。当時フリーメーソンリー(会員)は、8万〜20万人、ヒトラーに殺されたそうです。(Wikipediaより)
左上の形が、いわゆる一般的なフリーメーソンのマーク。コンパスと定規です。秘密のサイン好きの人にいわせると、とくにワシントンDCは街中のいたるところにメーソンの印が発見できるそうです。
うちの近くの墓地の墓石にも、コンパスと定規の絵はたくさん見ることができます。


右はベトナム帰還兵の団体が、ニューヨーク支部に授与した感謝状のようです。左は軍艦Tutuila からの、ニューヨーク支部に対しての褒賞だか感謝状のようです。
「恒久的な監視(警戒)は自由の代償」とあって、これはトーマスジェファーソンの言葉であり、また、この軍艦のモットーだそうです。(Wikipedia) 
で、つづいて、揚子江パトロール、ソロモン諸島、レイテ島、沖縄、キューバ、ドミニカ共和国、ベトナム、とあります。この軍艦が活躍した地域でしょう。
こんな興味深い展示品がえんえんつづきます。

正装の名誉会員。儀式のときのエプロン(前掛け)をしています。


エプロンをしたワシントン初代アメリカ大統領。二人のルーズベルト、トルーマン、チャーチル、、、政治家もたくさん会員です。
日本では戦後の初代自民党総裁の鳩山一郎が会員でした。初代民主党党首、鳩山由紀夫の祖父です。
そういえば、鳩山由紀夫氏のモットー”友愛”は、フリーメーソンがFraternity(友愛)の組織であって、おじいさんがフリーメーソンリーだったことと、なにか関係があるのかな、とチラと思いました。


アメリカ中にフリーメーソンの支部は13200もあるそうです。NYメーソンに興味がある方はホームページを見て下さい。
右端の黒人のおじさんがツアーコンダクターでした。






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# by keiorihara | 2015-06-30 13:24 | Manhattan | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 28日

アイリッシュのSunnyside

Sunnyside
毎週土曜日に公園わきで開かれるファーマーズマーケット。

Sunnyside


Sunnyside


Sunnyside


Sunnyside


サニーサイドがアイリッシュの街だというのは、バーのほとんどがアイリッシュバーで、その数の多さでわかりますが、数少ない白人を見るとこんな感じで、みなアイルランド人に見えます。お洒落をしていても、トレンディというのにまったく興味がないとしか言いようがない、時代を超越した雰囲気をしているのです。サニーサイドには来たばかりのほやほやのアイルランド人がたくさんいますから、ことさら。













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# by keiorihara | 2015-05-28 15:05 | Queens | Trackback | Comments(3)
2015年 05月 12日

やっと春  セントラルパークへ

あまりにもひどい事件やつらい出来事がつづいています。
ネパールの大地震には、ほんとうにこころが痛みました。カトマンドゥーは心やすらぐ街だったのに。

それにしても今年の冬は、本当に寒く厳しく長かった。
このニューヨークで、この冬に少しも落ち込まなかったという人は何人いるでしょうか。
それだけに、春がなかなか待ち遠しかった。
桜は4月下旬まで咲きませんでした。東京より1ヶ月遅れでした。
これは、その4月の下旬の写真です。
やはり春は早春の花の写真から始まらないと、と思い、遅ればせながら。
ちなみに明日の天気予報は32℃です。こちらは梅雨というものがないし、いきなり夏がやってきます。

セントラルパークに行きすがらの歩道の花壇です。さすがにマンハッタンのアプタウン、チューリップのセンスもいい。

セントラルパークに入ってすぐ、すごい満開の桜と思って近づいたら木蓮でした。

白い八重桜


と、そこにいきなり裸の若者たちが。みんなまだコートを着ているというのに。


過剰な木蓮


アメリカの桜はたいてい葉と一緒に開きます。

雲行きが怪しくなって、、、このあとすぐに雨が降りはじめました。



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# by keiorihara | 2015-05-12 15:07 | Manhattan | Trackback | Comments(0)
2015年 03月 28日

春まだし ウクライナ

Ridgewood, Queens


Astoria, Queens


Queensboro Plaza


from 7 train around Queensboro Plaza


Astoria,Queens


Calvary Cemetery, Queens


サニーサイドの地下鉄を降りて家に帰る道のりの信号柱にポスターが貼られていました。
「アメリカに後押しされたNATO軍がウクライナ国境西側周辺に集結している。ロシアを刺激したいアメリカは自滅の道を歩んでいる。第三次世界大戦が始まろうとしている。わたしたちは今、世界で何が起ころうとしているか知らなければならない」
と、集会を呼びかけていました。

ニュースによると、ロシアはクリミアに核を配備したようです。
ここからは推測ですが、ロシアは中国を味方につけます。ドイツがロシアに味方する可能性は大きいそうです。
アメリカとNATO軍に日本は加わりたいのでしょうか? 世界は危機にせまっています。
いったい、人間って何なのでしょう?
私たちはどういう世界に生きているのでしょうか?

映画やパフォーマンスを見に行ったり、ギャラリーやコンサートに行ったり、アイリッシュバーでギネスを飲んだり、オイスターバーで生ガキを食べたり、時々ちょっと働き、ひとのヘルプもしますが、ニューヨークはこんなふうに過ごしながら、しかし、いろんなことが見えやすい街です。
時代は確実に不穏になっていると感じます。




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# by keiorihara | 2015-03-28 17:17 | USA | Trackback | Comments(2)
2015年 03月 18日

マスメディアと独立メディア

Sunnyside


Astoria


Astoria



前に、日米ともにマスメディアがたいへんなこと(体制化)になっていると書きましたが、アメリカが救われていることは、こちらはローカルメディア、自主独立メディアがとても活発だという点です。

わかりやすいので、南部ジョージア州のことで話しますと、ジョージア州内に本拠地(許可取得地)をおくテレビ局が49局、それに低出力のTV局が58局あります。そのうち、私が以前住んでいた人口10万人のアセンズ市にあるTVは5局。ラジオ局にいたっては、多くはFMで数えるのがたいへんでしたが、おおよそ800局。

アメリカの地方は、まずはすべてが車の移動ですから、私もよくラジオを聞いていました。
もっぱら聞くのはWUGAというクラシック(それにコンテンポラリー音楽、ときにジャズや民族音楽も)のFM局で、アセンズ市を代表する公共放送です。
私はよくインタビューを聞いていました。音楽家をはじめ作家やアーティストの登場が多いので、なかなかおもしろく英語の訓練にとても良かったのです。ショッピングセンターにはすぐ着いてしまいますから、駐車場に止めてからも、しばらく聞いていたこともしばしば。
州立ジョージア大学が経営しているNPOのラジオ局ですが、放送の内容は大学とはなんの関係もありません。
NPO といえば、この町にはAthens Banner-Heraldという大きな新聞社もありました。日刊で、この町で新聞を配達するのはこの新聞だけなので、購読者はみなこれを読んでいました。町の高校や中学の先生の、生徒の問題の話なんかも読めます。とても風通しが良いのです。これがなんと新聞社もNPOなのでした。

WUGAは公共放送なので商業的なCMはありませんが、町の社会サービスに関する情報、宣伝が、CMのように流れます。
たとえば、DV被害女性を支援するNPO組織が、被害者にたいしてSOS電話番号を呼びかけ、どのようなサービスを提供しているかを告げる。無料のがん検診の情報、ホームレスシェルターの場所、thrift store (NPO経営の慈善品販売店)の宣伝、etcと、これを聞いていると、最初は何がなんだかわからなかった固有名詞や町のようすが、細部から少しずつわかりはじめるのです。
国際、国内ニュースはNPR(National Public Radio) という中道(?)の全国ネットの公共ニュース局からの配信だけれど、地域のニュースは独自に取材をしています。
すばらしいのは、この局では、ニューヨークタイムスにも締め出されている、アメリカの軍事帝国主義をこの20年余、痛烈に批判して来た言語学者のノーム・チョムスキーなどの講演やロングインタビューなども聞けるのです。

ニューヨーク州にあるラジオ局は541局。TV局は低出力を入れて150局あまり。
やはりここでも私は、WNYCというニューヨーク市の公共FMラジオ放送を聞いています。これもニュースはNPR なのですが、いろんな批評家の話がおもしろい。国際関係、政治問題、あるいは子どもの教育のこと、ニューヨーク市の学校問題、子どもの躾のこと、昔、日本でも、羽仁説子さんや秋山さと子さんなんかが教育のことなどラジオで話していましたね、あんな感じです。(いささか古くて誰もわからないかもしれませんが、今ではそのような評論家がラジオで話しているのをあまり聞かないので)

全体にアメリカの若い人たちはほとんどテレビを見ていないように思います。すべてネットです。
ネットでニュースを聞いたり見たりしているわけですから、じつは上記のTV局は大手のネットワークの傘下にあるものも多く、その数なんて意味がない話だったかもしれません。わが家にもテレビはなく、ニュースはネットで Democracy Now! を見ています。(いまいち早口すぎて、英語がついていけてませんが。)また、このような世界中に視聴者をもっているメディアでも、ラジオで聞こうとすると、上記のリストの短波ラジオ局の決まった時間だけに配信されているだけですから。
ともあれ、これもNPOで、どこの企業からも資金をもらわず、視聴者の寄付だけで多くのスタッフの給料、世界中に飛ぶ記者の経費などを払い経営しているわけですから素晴らしいの一言。
マスメディアでニュースとして取り扱わない重要なことがら、事件をとりあげ、戦争や国際関係の裏側の真実にせまって報道をする。またスタジオでは、新刊ノンフィクションの著者や思想家たちにロングインタビューをします。

たくさんの人たちが働いているアメリカのNPOについては別の機会に書きたいと思いますが、ジャーナリストがマスメディアのために働くのではなく、自分たちのメディアをもって働いている、素晴らしいと思うとどうじに、もう、マスメディアを変えることはできないのだ、という絶望と覚悟がここにはあるように思います。


















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# by keiorihara | 2015-03-18 13:56 | USA | Trackback | Comments(0)