2015年 05月 12日

やっと春  セントラルパークへ

あまりにもひどい事件やつらい出来事がつづいています。
ネパールの大地震には、ほんとうにこころが痛みました。カトマンドゥーは心やすらぐ街だったのに。

それにしても今年の冬は、本当に寒く厳しく長かった。
このニューヨークで、この冬に少しも落ち込まなかったという人は何人いるでしょうか。
それだけに、春がなかなか待ち遠しかった。
桜は4月下旬まで咲きませんでした。東京より1ヶ月遅れでした。
これは、その4月の下旬の写真です。
やはり春は早春の花の写真から始まらないと、と思い、遅ればせながら。
ちなみに明日の天気予報は32℃です。こちらは梅雨というものがないし、いきなり夏がやってきます。

セントラルパークに行きすがらの歩道の花壇です。さすがにマンハッタンのアプタウン、チューリップのセンスもいい。

セントラルパークに入ってすぐ、すごい満開の桜と思って近づいたら木蓮でした。

白い八重桜


と、そこにいきなり裸の若者たちが。みんなまだコートを着ているというのに。


過剰な木蓮


アメリカの桜はたいてい葉と一緒に開きます。

雲行きが怪しくなって、、、このあとすぐに雨が降りはじめました。



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# by keiorihara | 2015-05-12 15:07 | Manhattan | Trackback | Comments(0)
2015年 03月 28日

春まだし ウクライナ

Ridgewood, Queens


Astoria, Queens


Queensboro Plaza


from 7 train around Queensboro Plaza


Astoria,Queens


Calvary Cemetery, Queens


サニーサイドの地下鉄を降りて家に帰る道のりの信号柱にポスターが貼られていました。
「アメリカに後押しされたNATO軍がウクライナ国境西側周辺に集結している。ロシアを刺激したいアメリカは自滅の道を歩んでいる。第三次世界大戦が始まろうとしている。わたしたちは今、世界で何が起ころうとしているか知らなければならない」
と、集会を呼びかけていました。

ニュースによると、ロシアはクリミアに核を配備したようです。
ここからは推測ですが、ロシアは中国を味方につけます。ドイツがロシアに味方する可能性は大きいそうです。
アメリカとNATO軍に日本は加わりたいのでしょうか? 世界は危機にせまっています。
いったい、人間って何なのでしょう?
私たちはどういう世界に生きているのでしょうか?

映画やパフォーマンスを見に行ったり、ギャラリーやコンサートに行ったり、アイリッシュバーでギネスを飲んだり、オイスターバーで生ガキを食べたり、時々ちょっと働き、ひとのヘルプもしますが、ニューヨークはこんなふうに過ごしながら、しかし、いろんなことが見えやすい街です。
時代は確実に不穏になっていると感じます。




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# by keiorihara | 2015-03-28 17:17 | USA | Trackback | Comments(2)
2015年 03月 18日

マスメディアと独立メディア

Sunnyside


Astoria


Astoria



前に、日米ともにマスメディアがたいへんなこと(体制化)になっていると書きましたが、アメリカが救われていることは、こちらはローカルメディア、自主独立メディアがとても活発だという点です。

わかりやすいので、南部ジョージア州のことで話しますと、ジョージア州内に本拠地(許可取得地)をおくテレビ局が49局、それに低出力のTV局が58局あります。そのうち、私が以前住んでいた人口10万人のアセンズ市にあるTVは5局。ラジオ局にいたっては、多くはFMで数えるのがたいへんでしたが、おおよそ800局。

アメリカの地方は、まずはすべてが車の移動ですから、私もよくラジオを聞いていました。
もっぱら聞くのはWUGAというクラシック(それにコンテンポラリー音楽、ときにジャズや民族音楽も)のFM局で、アセンズ市を代表する公共放送です。
私はよくインタビューを聞いていました。音楽家をはじめ作家やアーティストの登場が多いので、なかなかおもしろく英語の訓練にとても良かったのです。ショッピングセンターにはすぐ着いてしまいますから、駐車場に止めてからも、しばらく聞いていたこともしばしば。
州立ジョージア大学が経営しているNPOのラジオ局ですが、放送の内容は大学とはなんの関係もありません。
NPO といえば、この町にはAthens Banner-Heraldという大きな新聞社もありました。日刊で、この町で新聞を配達するのはこの新聞だけなので、購読者はみなこれを読んでいました。町の高校や中学の先生の、生徒の問題の話なんかも読めます。とても風通しが良いのです。これがなんと新聞社もNPOなのでした。

WUGAは公共放送なので商業的なCMはありませんが、町の社会サービスに関する情報、宣伝が、CMのように流れます。
たとえば、DV被害女性を支援するNPO組織が、被害者にたいしてSOS電話番号を呼びかけ、どのようなサービスを提供しているかを告げる。無料のがん検診の情報、ホームレスシェルターの場所、thrift store (NPO経営の慈善品販売店)の宣伝、etcと、これを聞いていると、最初は何がなんだかわからなかった固有名詞や町のようすが、細部から少しずつわかりはじめるのです。
国際、国内ニュースはNPR(National Public Radio) という中道(?)の全国ネットの公共ニュース局からの配信だけれど、地域のニュースは独自に取材をしています。
すばらしいのは、この局では、ニューヨークタイムスにも締め出されている、アメリカの軍事帝国主義をこの20年余、痛烈に批判して来た言語学者のノーム・チョムスキーなどの講演やロングインタビューなども聞けるのです。

ニューヨーク州にあるラジオ局は541局。TV局は低出力を入れて150局あまり。
やはりここでも私は、WNYCというニューヨーク市の公共FMラジオ放送を聞いています。これもニュースはNPR なのですが、いろんな批評家の話がおもしろい。国際関係、政治問題、あるいは子どもの教育のこと、ニューヨーク市の学校問題、子どもの躾のこと、昔、日本でも、羽仁説子さんや秋山さと子さんなんかが教育のことなどラジオで話していましたね、あんな感じです。(いささか古くて誰もわからないかもしれませんが、今ではそのような評論家がラジオで話しているのをあまり聞かないので)

全体にアメリカの若い人たちはほとんどテレビを見ていないように思います。すべてネットです。
ネットでニュースを聞いたり見たりしているわけですから、じつは上記のTV局は大手のネットワークの傘下にあるものも多く、その数なんて意味がない話だったかもしれません。わが家にもテレビはなく、ニュースはネットで Democracy Now! を見ています。(いまいち早口すぎて、英語がついていけてませんが。)また、このような世界中に視聴者をもっているメディアでも、ラジオで聞こうとすると、上記のリストの短波ラジオ局の決まった時間だけに配信されているだけですから。
ともあれ、これもNPOで、どこの企業からも資金をもらわず、視聴者の寄付だけで多くのスタッフの給料、世界中に飛ぶ記者の経費などを払い経営しているわけですから素晴らしいの一言。
マスメディアでニュースとして取り扱わない重要なことがら、事件をとりあげ、戦争や国際関係の裏側の真実にせまって報道をする。またスタジオでは、新刊ノンフィクションの著者や思想家たちにロングインタビューをします。

たくさんの人たちが働いているアメリカのNPOについては別の機会に書きたいと思いますが、ジャーナリストがマスメディアのために働くのではなく、自分たちのメディアをもって働いている、素晴らしいと思うとどうじに、もう、マスメディアを変えることはできないのだ、という絶望と覚悟がここにはあるように思います。


















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# by keiorihara | 2015-03-18 13:56 | USA | Trackback | Comments(0)
2015年 02月 28日

サニーサイドの寒い日々 Cold days in Sunnyside

今年の冬はそんなに雪は積もりませんでしたが、冷え込む日が多く、零下10℃を下る日もざらにありました。

晴れた日ほど寒く

雪が降ると少しなごむ感じで

氷が張っているところと、水たまりとでバスの乗り降りも大わらわで(しかし、みな国籍不明の人たちばかりです)

ゴム長をみな履いて

さっきのバスを降りた彼女も急ぎ足で

サニーサイドの冬の夜








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# by keiorihara | 2015-02-28 12:14 | Queens | Trackback | Comments(0)
2015年 02月 22日

ジャーナリズムって?



ジョージア州にいたころ、わたしが住んでいた町の州立ジョージア大学に、首都圏の某国立大学から交換留学生としてきていたジャーナリズム専攻の女子学生と、あるパーティで知り合った。
将来のことを聞くと、ジャーナリストになりたい、新聞社に就職したいと堂々と答えた。
背が高くスリムで知的な顔立ちをした、日本のメジャーの新聞社やテレビ局に確かにいる毅然としたタイプの女性である。

それで、こういう人は、アフガン戦争とイラク戦争について、どんなふうに思っているだろうかと興味が湧いて、どう思う? と聞いてみた。
「それについては2つの説がありまして、、、ひとつは、、、」
と教科書みたいな口調で話し始めて、しかもそれが”説”でもなんでもないお粗末な話だったので、
「あなたはどう思う? って聞いたんだけど」
と、そもそものその戦争の起こりの間違いを話しはじめたら、彼女は即、こう言った。
「あそこでアフガニスタンに報復しなかったら、世界はどうなっていたと思います?  それに、それって政府を批判することになるんじゃないですか? 」
「えッ? 」
わたしは絶句してしまった。

「そうよ、批判しているのよ。ジャーナリズムっていうのは、政府がやっていること、やろうとしていることを見張って、間違っているときは批判するのが役目でしょう?」というと、
「いえ、 ジャーナリズムは政府が決めたこと、やっていることを正しく伝えるのがジャーナリズムじゃないですか。あまりに正しく伝わってないことが多いんです。少なくともわたしはそう教わりました」
と。
ふたたび絶句。こんな考えの持ち主が、ジャーナリスト志望? アメリカの共和党の人が言ってることそっくりそのままなのだ。
そこで、なんとかもう少し勉強してほしいと思い、本は読んでる? どういう本を読んでるの?  と聞いたら、
「本はあまり読むのはすきじゃないので、ほとんど読んでないです」という。
アメリカの大学生は、毎週毎週、課題のために本を読まされてレポートを書くのに忙しく、好きな本を読むヒマもない、という話はよく聞いていたから、いまは論文のための英語の本は読んでいるにちがいない、とは思った。
この人は、学力があって、英語ができて、国際情勢や社会情勢についてニュース用語辞典に書いてあるとおりのような答案が書けて、就職試験をパスして大手の新聞社なんかに就職してしまうのかもしれない。きっと、そうだ。
しかし、ジャーナリストになりたい人が、「本をほとんど読まない」というのは、あり得ない話というか、発想というか。

家に帰って、夫にそのあきれた話をしたらぜんぜん驚かず、「アメリカのジャーナリズム科は、そういう風に教えてると思うよ」という。
9.11以来、CNNなどのニュースが、映像と裏腹のことを平気でいうのを聞いてから、アメリカのジャーナリズムって変、と思って、わたしはまだ東京に住んでいたけれど、彼にそんなふうに話したことがある。すると、
「そもそもアメリカでは、テレビのニュースキャスターになりたいという人は、お金にしか興味のない人だといえる。給料がすごくいいから、すぐにアッパーミドルの暮らしができるし、有名になれる。でも、平気で嘘がつけるひと、というのが条件だよ。メジャーのテレビ局や新聞社の報道局というのは、真実を追求していたら勤められない所だよ」と。

その時、日本はそこまでは、、、と思っていたけれど、しかし、このような人たちがいまは日本のマスメディアで活躍しているのかもしれない。
私たち、ひとりひとりが政府だけではなく、マスメディアさえも見張っていなければならない時代になってきたように思う。
そうなると、ひとりひとりがモノ申すよい方法が作り出せないかと思ったりするが、、、毎日ツイッターとにらめっこしている若者たちこそ、ある日、 なにかとんでもないアイデアを創造して、馬鹿げたイジメ戦争の仲間入りをしようとする体制の動きを食い止める力となってくれないかと夢見たりするのだけれど。






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# by keiorihara | 2015-02-22 14:39 | USA | Trackback | Comments(3)