折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2011年 07月 25日

アメリカが終わる

毎日30℃をこす暑さだけれど、おとといはは39,4℃だった。気象情報によると体感温度は42℃だそうだ。
でも東京のような湿気はないから、歩いていながら暑いことを忘れていられる。

なんだかオバマが毎日死んだような顔で、ニュース(ネットで見ているのだけど)に登場している。
数日前、年金を見直す、つまりこのアメリカの最後の砦というか、唯一のまともな社会制度である年金をウォールストリートに売り渡すというような話をして、アメリカはここまで来てしまったのだと思い、とてつもなくいやな気分だ。

オバマが勝利した日、わたしたちはジョージアにいたのだけど、その日、ふだんはロボットのように無表情に働いているスーパーのレジの黒人の女の子たちが、嬉しさを隠しきれないという風に沸いていた。
数日間、わたしも彼らと同じように嬉しさがこみ上げてくるような思いを経験をしていた。
大統領選というのに、市民でもない私がえらく感情的に揺さぶられていたのだ。彼をサポートした人たちはみなそうだったろうし、黒人はとくにそうだったかもしれない。

しかしここまでパペットでいるだけのオバマになるとは。
就任式後の1週間も立たないうちに、グアンタナモ刑務所の閉鎖にサインしたというのを知って、感激したのはいったい何だったのだろうか。実際は閉鎖どころか、虐待は日常的に続いているという。
アフガニスタン、イラク、パレスチナ、、、口先ではなく、やっていることを見ると、ブッシュと何一つ変わらないし、言葉の価値を下げたという意味でブッシュよりも罪深いだろう。
彼は民主党で”リベラル”だから、どんなひどいこともできるのだ。ブッシュができなかった、共和党ができなかった年金の突き崩しを、リベラルのオバマはできる。そう考えたら、オバマは史上最悪の大統領で、この国を牛耳っている国際金融や石油や軍事産業の資本家たちにとっては、最良の大統領であるのだろう。

人の話では、もうすぐアメリカは終わるらしいのだが、いったい何が起きるのだろうか。
熱いトタン屋根の上にいるような私たちなのに、街の人たちの元気に暑さを忘れていられる。

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by keiorihara | 2011-07-25 14:11 | USA | Trackback | Comments(0)
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