折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2011年 09月 18日

10年目の9/11で思うこと

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Ground Zeroに建設中の"Freedom Tower"


私が前に通っていたESL(English as a Second Language)の先生が「大きな嘘ほど人は信じる」と、9/11について、内容はほとんど話さなかったけれど、そう言いました。
私は、この人も2001年の同時多発テロは、アメリカ政府のやったことと思っているな、とすぐにわかりました。
このクラスは、先生の話したことについて生徒たちがグループでディスカッションするという授業。そのときにクラスメートから聞いた話はわたしにとって、本で読んだことを決定的に裏付けてくれました。

ブラジル人のファビアナは、当時ブラジル国軍属の父の仕事の関係でワシントンはペンタゴンの近くの丘の上に住んでいました。
その日の朝、大きな爆発音がしたので何だろうと、家族と一緒に車で音のした方に走りました。
丘の上からペンタゴンを見下ろすと、煙がモクモクと出ています。壁に穴があいているのを見ました。
家に帰ってテレビをつけると、旅客機がペンタゴンに激突したと言っていました。
彼女の話によると「飛行機なんてどこにもなかったし、残骸のかけらもなかった。テレビが言っている激突した穴って、飛行機が入れるような大きな穴じゃないの。最初は誤解だと思ったけど、そのあと全然訂正がなかったから、これは完全に嘘だと思ったわ」
ファビアナは敬虔なカソリックで、このクラスの中でもとびぬけて保守的な生活感覚を持っている人でした。それだけに、この話はもの凄いリアリティを私にもたらしました。

私は日本にいて、友達のおかげで、事の起きている様をTVで実況放送で見ていた一人です。
ワールドトレードセンターが崩れ落ちていくときの映像は、私にある光景を思い出させました。
私はビルの屋上の給水タンクの写真を撮っていて、ある日タンクの建築現場を撮影していました。
ある工程から次の工程までけっこう時間があって、暇にまかせてハドソンリバーの方角をぼんやりと眺めていました。
その目の中に、ビルを解体する瞬間が飛び込んできたのです。
ウワーすごい、こんなやり方で、古いビルを解体するのだと。
かなりの高層ビルなのに、爆破だけでこんなにあっという間に、きれいに解体するんだ。上から下に、横に広がらずにズズズズーンと下に落ちて、すべて消滅です。
歩道脇の囲いの低さにも、びっくりしました。こんな煙(ホコリ)を出しているのにこんな程度の保護シートでいいんだ、そんなことを思いました。

そのときの崩れ行く光景が、ワールドトレードセンターの崩壊する姿と瓜二つだったのです。だから、WTCが崩れ行くとき、わたしは何も考えずに、ああ、ビルが爆破されている、と思ったのです。
ところが、TVでは、飛行機の激突でもたらされた高熱によるメルトダウンで支柱の鋼鉄が溶けたことによるビルの崩壊と報じられました。しかしそこに残ったのは、溶けた鋼鉄ではなく、粉々に粉砕された鋼鉄の灰でした。ものすごいエネルギーをもった爆発物以外に、このような結果は出ないのです。なぜ、当局は嘘をついたのでしょうか?

こんなことを書き始めると、100くらい疑惑はあってきりがないのでやめます。
このあと、すぐにブッシュ政権は、アフガニスタンに攻撃を始めました。そして念願のイラク戦争です。戦争したくてウズウズしていたブッシュ石油ファミリー、および軍需産業は、 9/11で活気づきました。

戦争することで、アメリカの支出は増大して経済は疲弊するのに、なぜ? って思われるかもしれませんが、権力を持ったアメリカの資本家たちにとって、アメリカの国内のことなんてどうでもいいのです。
彼らの儲けは、アメリカの経済とは何の関係もなく、というか、アメリカの一般庶民が貧乏になるほど、彼らは潤い、彼らの権力の見せ所を実感できるわけです。
お金はもとより権力、支配すること、にとりつかれたわずかな人びとによって、世界はとんでもなくひどい方向に向かっている、それがアメリカに住んでいて思う、絶望的な展望です。

新しいビルは、フリーダムタワーと言うそうで、見るからに不吉な姿をしていると思うのは私一人ではないと信じます。
最も恐ろしいのは、9/11記念式典で、宣言された言葉。
「我々は決して許さない。テロリストに対する戦いは、けっして終わることはない」
20世紀は戦争と難民の世紀だったけれど、21世紀はテロリズム(架空の)の世紀として続くのでしょうか。
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by keiorihara | 2011-09-18 17:42 | USA | Comments(0)


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