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折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2011年 12月 21日

ロックフェラーセンターのクリスマスツリー  Rockefeller Center Christmas Tree

ロックフェラーセンターのクリスマスツリー  Rockefeller Center Christmas Tree_a0215638_13254990.jpg
ブログを見てくれている友人のひとりから、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーを見たいという話があって、えっ? どういうこと? あんなものを? と思ったのですが、たまには誰かのために写真を撮ってみてもいいな、と思ったのです。

彼は長く東京都で公立公園の造園の専門家として働いてきたひとで、この世界一のクリスマスツリーの ”木” に多大なる関心をよせているようでした。しかし、申し訳ないけどこれ、写真には撮れないものの一つでした。
ここは高層ビルの谷間で、昼なお暗く、どんな時間に行っても惨敗でした。(でも、こんなんでいいのかな。。。)
それより彼がやっているボランティアの話はなかなか興味深いものです。
アフリカで住民のために井戸を掘っている、というのです。

NPOインターナショナルウォータープロジェクト(IWP)は日本の上総掘りというプリミティブな井戸の掘り方をキリマンジャロが見えるサバンナでマサイに指導しています。もうあと少しで100本になります」
と、伝えてくれました。
上総掘りは人力による深井戸掘削技術で、機械に頼らず、燃料を使わず、日本からは道具を何一つ持たずに行き、現地の人たちと共に現地で調達した資材と道具で深井戸を掘るという話です。
そして再び現地の人々の力だけで深井戸掘削、メンテナンスができるように「技術者」を育成しているそうです。
とてもいい感じですね。

ジョージア州に住んでいるとき、いくつかNPOを取材したことがあって、とても感心したので、そのことを書きたいと思うのですが、あまりにも書く内容が多すぎて、なかなかブログで触れることができません。
ともあれ、やりたいことを仕事にする、あるいはボランティアという方法でやりたいことをやる、それを実現できるのがNPO、そんな風に言っていました。 専門教育を受けた人たちは、自分の知識や技術を社会に生かすために、ない仕事は作り出して、社会に必要な行動や組織を生み出し、継続してきたようです。

話が横道にそれっぱなし。
さて、クリスマスツリーはクリスマスの25日から12夜を超して1月6日まで飾られるのがふつうのようです(宗派によって違うけれど)。ジョージアの旧家の友だちの南部造りの家のクリスマスパーティは、毎年1月6日に開いていました。


ロックフェラーセンターのクリスマスツリー  Rockefeller Center Christmas Tree_a0215638_13444010.jpg
点灯されたツリーのてっぺんの星と本物の月

ロックフェラーセンターのクリスマスツリー  Rockefeller Center Christmas Tree_a0215638_13315724.jpg
5th Avenue 口のデコレーション

ロックフェラーセンターのクリスマスツリー  Rockefeller Center Christmas Tree_a0215638_13343370.jpg
ツリーの横、ビルの隙間から教会の尖塔が二つ見えました


ロックフェラーセンターのクリスマスツリー  Rockefeller Center Christmas Tree_a0215638_13382732.jpg
夜は身動きできないほどの人の波

ニューヨーク市では、3日から15日の間にもみの木だけをリサイクルゴミ置き場(歩道ですが)においておけば、すべて粉砕し、公園の花壇のモルチに使うそうです。また、クリスマスツリー祭りには、庭を持っている人のために無料でモルチを渡しているそうで、大変合理的であります。

by keiorihara | 2011-12-21 05:53 | New York


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