折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2012年 10月 17日

さらにサニーサイド  Sunnyside again

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「俗なる人は俗に、小なる人は小に、俗なるまま小なるままの各々の悲願を、まっとうに生きる姿がなつかしい。」
と坂口安吾は「日本文化私観」で書いていて、私はこの「なつかしい」という言葉にはっとさせられたのです。
そこで「懐かしい」という言葉を広辞苑でひもとくと、こんなふうです。

1 そばについていたい。親しみがもてる。
2 心がひらかれるさまである。しっくりとして優しい感じである。
3 可愛い。愛しい。
4 思い出されて慕わしい。

わたしがアメリカに来て写真を撮リながら、しきりに感じるのはこの「懐かしい」という感覚です。
まずは、ノスタルジックという意味でこの言葉が浮かぶのだと思いますが、ノスタルジックではとてもいい足りない何か、それは何だろう、と思っていたのです。
たしかにナツカシイが一番ふさわしい言葉のように感じる何か。
そう、「なつかしい」という言葉は、このような豊富な意味をもち、このように使われる言葉だったのです。



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季節が変わるたびにストリートフェアが開かれます。

サニーサイドで出会う人。アイルランド人、トルコ人、ルーマニア人、メキシコ人、ペルー人、コロンビア、エクアドル、ネパール人、インド人、バングラディッシュ、チベット、中国人、台湾人、コリアン、タイ、フィリピン、日本人、と数え上げたらきりがありません。

観光ブームのニューヨーク、マンハッタンでは、通りを歩く人はたいてい旅行者だから、白人や黒人のアメリカ人が目につきますが、クイーンズにはまずほとんど観光客が来ないので、ニューヨークの”人種のるつぼ”を感じたいなら、こういうところを歩くのが一番ですね。



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by keiorihara | 2012-10-17 14:44 | Queens | Trackback | Comments(0)
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