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2011年 11月 30日

ワシントンDCと感謝祭 Thanksgiving Day in WashingtonDC

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感謝祭のお祝いにワシントンDCに住む夫の姪カップルの家に行きました。そこにお兄さん夫婦と私たち、それに別のお兄さんの娘がやってきて、みんなでローストターキーやクランベリーなどを料理して、感謝祭のディナーを楽しみました。
次の日はみんなで両親のお墓のあるアーリントン墓地に行きました。さすがにこの日は人でいっぱいでしたが、とにかく広大な敷地で、さっきまでぞろぞろ歩いていた人たちはどこに行ったの? というくらい広い。
ここには戦没者だけでなく、お義父さんのように戦争に従軍して国家に貢献した人たちが眠っています。
いちばん手前の墓銘の人は、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争に(三つも!)パイロットとして従軍しているようです。

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少し前までうっそうとした森だったところを切り開いて、墓地の拡大をしました。アメリカはこの空き地をさらに埋めつくすほど、まだまだ戦争をするつもりのようです。
遠くに見える白い塔はワシントン•モニュメント、右手の区画の向こうにペンタゴンが見えました。

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リンカン•メモリアルの真ん中にすわるエイブラハム•リンカン
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この第二期大統領就任演説を最後まで読んでいる人たちがたくさんいました。
義兄さんの奥さんはもそのひとり。「何度でも読みたいし、読んでおくべきだと思うから」と。
アメリカ人というのは本当に言葉、そして演説の好きな人たちだと思います。

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リンカン•メモリアルからワシントン•モニュメントを望む。ここは1963年8月、ワシントン大行進でのマーティン•ルーサー•キングJr.による,あの感動的な” I have a dream"の演説が行われたところ。ここだったのか、、、と感慨無量。これは何度でも聞きたい。

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私の見たワシントンは美しい街でした。姪はここでセカンドハンドのクールなショップを共同経営しています。
最後の写真は、Occupy Washington D.C. の人たちのテント。うーむ、こんなところじゃなくて、たとえば大学を占拠して自主講座とかやって、学食でおいしいものを食べて、温かい教室で眠ったらいいのに、、、と思ってしまいます。
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by keiorihara | 2011-11-30 13:25 | USA | Comments(0)
2011年 11月 22日

Occupy Wall Street ウォール街を占拠せよ 3

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サポーターがマンハッタンの至る所でパソコンからプロジェクターを使ってビルの壁面に言葉を投影している。
橋の車道からはクラクションが鳴り続ける。

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Occupy Wall St.の運動が始まってちょうど2ヶ月の呼びかけに応じてデモに行ってきた。
いつも送信してくるグループのメールには、シティホール(市議会ビル)の近くのF公園に5時に集まってブルックリンブリッジに向かうと書かれていた。

シティホールの地下鉄出口の階段途中から、かなりのザワメキが聞こえてきた。
大勢の人たちが横断幕やプラカードを持ってうろうろしている様子。
ニューヨークの5時過ぎは、もう真っ暗。どうなっているのかぜんぜんわからない。
暗闇の中に「車道に出た歩行者は逮捕する」という赤々とした大きな警告文字がフラッシュしている。
それにしても、ものすごい数の警察、騎馬隊、待機する護送車、報道のワゴン車。
めざす方向に歩を進めると、歩道がフェンスで閉ざされていて交差点を渡れない。反対側から回るとまたフェンス。交通止めになっている車道に出ると、ポリスに押し戻される。
「大勢は向こうの方に集まっているらしいよ」と言いながら、どうやら皆、行き道を失っているようだ。
ヘリコプターが大音響で上空をひっきりなしに旋回している。しかし、人びとはじつに大人しい。

仕方がない、地下鉄駅構内から反対側の出口に出てみた。知らない風景にしばらく物珍しさであたりを歩いていたら、完全に道に迷ってしまった。
このあたりの街路は碁盤の目じゃないし本当に暗い。何であんなに闇雲に歩き回ったのかわからないけど、(何か、警察や人に聞きたくない気分で。いや、なぜか群衆ではなく誰もいない夜の街にいたくなったのだ)寒空を一時間以上うろうろして、もとの地下鉄駅構内に下りたら、大勢の人が改札口に戻って行く。自分もすでに疲れ果てているように感じて、もう帰ろうかと思った。
いやしかし、と、もう一つの出口を見つけて上って行った。

そこから遠くに、橋を渡る大勢の人たちの頭だけが黒々と見えた。どうやらここから近づけそうだ。
しばらく歩いて、すんなりとデモの波に入れた。
いつもの、”Occupy Wall Street! ” , "We are the 99%!" を歌うように唱和する若者たち。
橋のボードを歩き始めたら、”もう途中で戻ることはできないんだよ” と大げさにも自分に言い聞かせた。
まさかこんなことでブルックリンブリッジを初めて歩いて渡ることになろうとは夢にも思わなかった。どれくらいの距離があるかということさえ知らないのだ。(あとで調べたら1、8キロだった)

じつはちょっと不安だった。10月にここで700人が逮捕されているのだ。
私は逮捕されても明日の仕事に差し支えるわけではない。IDやカードの類いは一切持ってこなかったけれど、しかし、へまをやってバレたら、移民ビザに影響 するのではないか?  逮捕されたら絶対に黙秘を貫くんだよ、と言って送り出してくれた夫に、けっきょく迷惑をかけるのではないか? と、つまらないことを考えていた。
この橋を渡った向こうに警察が待機しているのだから、ちょっとしたいざこざで、どんな事態に巻き込まれるかわからないのだ。

運転席から人びとの頭の群れが見えるらしく、たくさんの車が窓を開けて親指を立てたりクラクションを鳴らしたりして、応援の姿勢を見せる。デモの姿が見えているかぎり、ずっと、クラクションが途切れなく聞こえていた。
かなりの人たちがOccupy Wall St.にシンパシーを感じているのだ、と思う。

年配の男女も多い。知識人然とした熟年の人たちもけっこういる。黒人、ヒスパニックの顔もずいぶん増えた。
よーく見ていると、一人で歩いている人たちの何と多いことか。
友達同士和気あいあいと、とか、グループ活動、みたいな雰囲気がぜんぜんない。
ただ、ひとりひとりが歩くことを選んで、ここにきている。クラクションの音に励まされて、黙々と歩いている。

どこに向かっているのかわからない運動。けれど、 きょうは、とりあえずこの橋を渡る。
黙って歩いている皆は、どんなことを思っているのだろうか。
" Show me, what democracy does look like! This is, what democracy does look like!!"
このかけ声は、いつも私を泣かせる。
ドライバーたちに手を振ったら、涙が出てきて止まらなくて困った。

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ブロンクスからきた高校生たち。
大学の授業料は高く、黒人の大学入学者数は、黒人の刑務所入所者数よりはるかに少ないという現実。



ニュース”Democracy Now!" (日本語要約版)によると、
朝からウォール街の証券取引所の閉鎖めざして実力行使をした人たちが大量に逮捕された。昼にはユニオンスクエア、クーパーユニオンなどの大学周辺で集会の人びとが道路を埋め、ここでも逮捕者が出た。タイムズスクエアでもデモ。夜は閉鎖されていたブルックリンブリッジを逮捕覚悟の座り込み戦術で突破し、32000名が橋を渡るデモンストレーションがおこなわれた、と。逮捕者計250名。デモ、集会参加者は、マンハッタン中に拡散していて、何万人いたか数えきれない数になっただろうと思われる。
コロンビア大学、ニューヨーク大学などの年間授業料が500万円くらいする大学に通い、卒業したら1%に入る予定の学生たちは、ひっそりと沈黙を守っているようだが。

厳冬のニューヨークをはさんで、この運動は熟成され、春にはもっとすごいうねりとなってこの国を覆い尽くすかもしれない。人びとの暗くシリアスな顔を見ていて、持続の可能性を信じずにはいられなかった。
これは凄いことになるかもしれない、さっきの疲労などとっくに忘れて、私はちょっとした興奮を覚えていた。

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by keiorihara | 2011-11-22 17:59 | New York | Comments(0)
2011年 11月 18日

サニーサイドの秋 2  Autum in Sunnyside

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サニーサイドのなかでもここSunnyside Gardens と呼ばれる地域は、1921年から1929年の間に計画立地され家々が建設されたガーデンシティで、ニューヨークで最大の歴史保存地区だそうだ。
マンハッタンが高層化して建築ラッシュの時代に、郊外住宅地として開発された地域。古い居住者はアイリッシュが多いように見えるけれど、ここも今は、いろんな人びとが住んでいるようだ。
グランドセントラルの地下鉄駅から10分でこんなふつうの住宅街、八百屋も魚屋も酒屋も食料品店もスーパーもバーもレストランもある、便利で、そして緑豊かな住宅街が存在する。

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さてこれから、 Occupy Wall St.の2ヶ月目のデモンストレーションに行ってきます。
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by keiorihara | 2011-11-18 06:12 | Queens | Comments(0)
2011年 11月 11日

ニューヨークシティマラソン New York City Marathon

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自転車のペダルを手で漕いでいる格好。ハンドサイクルという。


ニューヨークマラソンを見たいと思った。
「明日はニューヨークシティマラソン、46000人のランナーよ」 と友達に聞いた瞬間、見たい! と思った。
村上春樹のエッセイのせいだったかもしれない

ずいぶん昔の話だけど、マラソンランナーの心の内側を切々と語ってくれたのはバルセロナとアトランタオリンピックのメダリスト有森裕子で、スポーツ雑誌の「ナンバー」で彼女へのインタビューを読んだ。
個人競技者(挑戦者といったほうがいいかもしれない)というものは、こんなに切実なものかと驚き、彼女の軽くない心の持ちようが切なく、とても記憶に残った。

そのことを最近、村上春樹のエッセイを読んでいて思い出していたのだ。
(クイーンズの図書館本館には日本語の本もあるというのでチェックしたら、村上春樹の最新のエッセイ集『雑文集』があったので、歩いて3分の図書館に取り寄せた)
彼がニューヨークマラソンを走ったときのことが書いてあった。
そして、マラソンの”魔力”について、あの有森裕子が語ったのはこんなことだったのだな、と思わせる文章があった。
フルマラソンを走り終えると、どんなに数字的にいい結果がでても、42キロの間にはいろんなドラマがあって、なにかしらの悔いが残るもので、その悔いをはらすためにまた挑戦せずにはいられないのだ、と。

ニューヨーシティマラソンに戻そう。
写真を撮るならクイーンズを走るとときにしよう。クイーンズの風景を背景に、と。
うちから三つ目の地下鉄駅からコースの道に行ける。ブルックリンを走り抜けて中間を少し超したくらいの地点。

Queensboro Plaza クイーンズボロプラザ駅をおりて、すぐ目の前に飛び込んできたのは車椅子自転車。私は、この初めて見るハンドサイクルの先頭、または大勢をミスったのだ。

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あとでニュースで読んだのだけど、車椅子の部では、1位と3位を日本人が獲得していた!
これはゼッケンに国名も入れないし、まったくの個人競技。
なのに、日本人が入賞と聞くとやっぱり嬉しいものですね。(来年は車椅子の部のゴールを見に行こう。)

参加だって、その日の出発9時前に申請すればいい、という自由さ。
参加者は事前の発表は46000人で、結果は47000人だったのは、1000人はその日の朝に登録した人(参加費を払った)ということですね。

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向こうから女子の第一走者が見えてくる。
この人は 結果3位になったケニアのMary Keitany。

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右から2位になったBuzunesh Deba。 この人はニューヨーク在住だけどエチオピア国籍。
次は6位か7位のケニアのキャロライン。
そしてその向こうに優勝したエチオピアのFirehiwot Dado。 2位との差はわずか4秒。
左は13位になったエチオピアのWerknesh

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飛んでいます。このひとはケニアのもうひとりのキャロライン。ふたりは6位と7位だったのです。

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そこにトボトボと、と見えますが、力の限り走っています。東洋人っぽく見えますがわかりません。

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すごくいいのは、あちこちに音楽サポートしているバンド。声援が少ないところでも、活気づきます。
このバンドは高校生たちのよう。

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ボランティアの数に気を取られていて、向こうに見えているのは男子の先頭ではありませんか。

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こんなキツい顔をしているのに、、、この人はゴールまで風船を持っているのでしょうか

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走者をずっと見ていて、年配の人の数の多さに驚きました。42キロ走るって、、、現場で見て、改めて感動。ニューヨークマラソンは、登ったり下りたり大変らしいです。ここも少し上り坂。80歳の日本人男性イチローさんが完走したそうで、頭が下がります。

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村上春樹は走っていないだろうか、と思ったけど、人が多すぎて見つけるのは絶対無理。こんな子がいたけど。

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過去に”ミスUSA”だったらしい人。やはり、どんなときも勝ち誇った顔をしているんですね。

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バンド名入りの大きなバンボディのトラックが後ろに止まっていて、かなりプロっぽいバンドです。

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ここから、クイーンズボロ•ブリッジを渡り、マンハッタンからブロンクス、そしてマンハッタンに戻り、最後はセントラルパークを走りゴール。4つの区を全部走るのです。

来年はセントラルパークに行こう!
生まれて初めてマラソンの現場を見た私でした。
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by keiorihara | 2011-11-11 15:34 | New York | Comments(2)
2011年 11月 05日

秋のサニーサイド  Autumn in Sunnyside

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by keiorihara | 2011-11-05 11:24 | Queens | Comments(0)