折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2012年 10月 31日

クイーンズボロプラザ駅周辺  Outside Queensboro Plaza Station

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クイーンズボロプラザ駅のホームは、すでに何度も登場させましたが、夕暮れ、その外側の風景です。

ここを見た瞬間、なんだか日本のどこかの観光地のちょっとした一角を思ったのですが、私だけでしょうか?
こういう風景も日本には、もうなくなっていきますね。


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こういう渡り廊下もナツカシイ。こういう窓も。こんなパイプも。


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マンハッタンでは今は、こういうゆったりとした人間の光景を見ることはまれなったように思います。マンハッタンから5分でこの駅に着くのに、もうまったくの郊外、というわけでしょうか。


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地下鉄は、マンハッタンのブロードウェイに短い線を走らせたのが1869年。そう、明治維新の翌年です。
それは成功していたのにも関わらず、政治的経済的理由で、今の25路線のうちの多くを完成させたのは1904年になっていました。ですので、地下鉄は今年で108年の歴史、と一般にいうようです。
クイーンズを走る[7]や[N]などの高架線は、1915年。それにしても古い。
その当時はこういう高架線駅(一番上のホームに電車がいますが、その下には別の路線のホームがあります。その下が改札などがある駅構内)も、とても未来的だったにちがいありません。
その当時の写真を見ると、この先はずっと野っ原に線路だけが敷かれています。計画的でもあります。
未来と過去が同居して、ニューヨークはやはり「ブレードランナー」的と思わせます。

余談ですが、ニューヨークの地下鉄、バス、すべての公共交通機関は、市営でつまり公営です。今回のハリケーンサンディに備えて、市は2日間、地下鉄、バス、それからトンネルなども完全にストップさせました。そういうわけで、ほとんどの学校、会社、商店が休日になりました。どんな「想定外」のことが起こるかわからないと、ニュースでくり返していました。カトリーナや日本のツナミは大いに教訓となったのに違いありません。
東海岸の二つの原子力発電所も、停止したそうです。
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by keiorihara | 2012-10-31 10:31 | Queens | Comments(3)
2012年 10月 26日

サニーサイド-駅前から少し歩く  Sunnyside, walk a little from the station

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ニューヨーク中、安くて新鮮な八百屋はほとんどみなコリアンのお店です。楽に歩いて行ける範囲にこういうコリアンの八百屋プラス食材店が、軽く数えて5軒あります。野菜は驚くほど安く、おまけにトーフや大根や白菜やソバなどのアジア系のものがたくさん手に入ります。



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サニーサイドの黒人はやはり新しい移民系の感じがしますね。つまり、何百年前に連れてこられてアメリカ人になったアフリカンアメリカンじゃない人たち。



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男子生徒のこういうプレッピースタイルが流行っているみたいに思ったのですが、ユニフォームかもしれません。



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この辺でよく見かける人です。こんど話しかけてみよう。



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サニーサイドのちょっと奥にこんなお店をみつけました。
もちろん、正面の写真はダライラマです。
チベットの民衆の祈りの歌が流れていて、胸に詰まる感じで、思わず店主に訊いたのです。友人のミュージシャン山根麻衣の「みんなの歌」の起源がわかりました。
こんどは、なぜ彼がニューヨークまで来たのか訊いてみたいと思います。
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by keiorihara | 2012-10-26 16:15 | Queens | Comments(7)
2012年 10月 17日

さらにサニーサイド  Sunnyside again

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「俗なる人は俗に、小なる人は小に、俗なるまま小なるままの各々の悲願を、まっとうに生きる姿がなつかしい。」
と坂口安吾は「日本文化私観」で書いていて、私はこの「なつかしい」という言葉にはっとさせられたのです。
そこで「懐かしい」という言葉を広辞苑でひもとくと、こんなふうです。

1 そばについていたい。親しみがもてる。
2 心がひらかれるさまである。しっくりとして優しい感じである。
3 可愛い。愛しい。
4 思い出されて慕わしい。

わたしがアメリカに来て写真を撮リながら、しきりに感じるのはこの「懐かしい」という感覚です。
まずは、ノスタルジックという意味でこの言葉が浮かぶのだと思いますが、ノスタルジックではとてもいい足りない何か、それは何だろう、と思っていたのです。
たしかにナツカシイが一番ふさわしい言葉のように感じる何か。
そう、「なつかしい」という言葉は、このような豊富な意味をもち、このように使われる言葉だったのです。



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季節が変わるたびにストリートフェアが開かれます。

サニーサイドで出会う人。アイルランド人、トルコ人、ルーマニア人、メキシコ人、ペルー人、コロンビア、エクアドル、ネパール人、インド人、バングラディッシュ、チベット、中国人、台湾人、コリアン、タイ、フィリピン、日本人、と数え上げたらきりがありません。

観光ブームのニューヨーク、マンハッタンでは、通りを歩く人はたいてい旅行者だから、白人や黒人のアメリカ人が目につきますが、クイーンズにはまずほとんど観光客が来ないので、ニューヨークの”人種のるつぼ”を感じたいなら、こういうところを歩くのが一番ですね。



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by keiorihara | 2012-10-17 14:44 | Queens | Comments(0)
2012年 10月 13日

サニーサイド   46St-BlissSt Station

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ちょっとブログの更新に日にちが空いてしまいましたが、決してさぼっていたわけではありません。
撮影して帰って来ては、その日の写真を見ながら写真の整理をしていると、更新する暇が無くなってしまうのです。
そんなふうに写真が山のように溜まっていく。写真を整理ソフトに取り込んだまま、よく見ないままにどんどん次が入ってくる。
考え直さなくてはいけません。

わたしの場合、一枚の写真を眺めている時間が長過ぎるのだと思います。写真の隅々まで見ては、いろんなことを考えます。一部を拡大してはディテールを楽しみます。私は、本当に[見ること]が大好きな人間なのです。
私が見ているのは、人間であり、文化や歴史や時代であり、人間の思いや願いであり、人間がする行為の結果であったりします。




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46St駅に上り下りする階段の壁。




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どこの国のどんな時代にいるのでしょうか、私は。




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この人は軍隊にいたのだろうか、そんなことを考えます。
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by keiorihara | 2012-10-13 06:45 | Queens | Comments(0)