折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2011年 09月 07日

West Indian American Day Carnival

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きょうはちょっと、ブルックリンの話。

毎年9月最初の月曜日のLaybor day(労働者の日)に、ウェストインディアンカーニバルのパレードが、ブルックリンの真ん中にあるイースタンパークウェイで行われる。 カリブ海出身の黒人たちのお祭りだ。
30年前に写真を撮りにいったので、いまはどうなっているだろうと思い見に行った。
そのころはカリプソやサルサが全世界的に流行っていたし、音楽はラテン一色だった。大型トラックに1バンドずつ乗り込んで、その上でみな生演奏をしていた。
両側6車線+両側に並木+かなり広い歩道、その広い道2、5キロ余を埋め尽くす人の数にただただ驚嘆した。

そして今年、私の危惧は、もうラテンブームじゃないし、、、というものだったけど、行ってびっくり、さらに凄まじい人の数。
30年前にもその数を把握しようといろいろ新聞をかき集めて調べたが、ほとんど記述がなかった。
その年は発砲騒ぎで一人死んだので、そのことが小さなニュースとして出ていた。その新聞が、推定50万人と書いていた。

11時に開始されたパレードだけど、わたしは2時過ぎに行った。パレードはエンドレスにつづいていた。
決定的に違ったのは、音楽がヒップホップ1色になっていたこと。生演奏はなく、その音響は心臓が叩かれているような凄まじいボリュームだ。
それから国別の意識がかなり強くなっていること。いたるところで国旗と国旗をデザインしたスカーフやTシャツ、小物類が売られていた。Antigua&Barbuda(何と美しいデザイン!) とかBarbados とか、どこにあるんだという島々から、PanamaだのVenezuelaだのの中 南米の国まで、とにかくカリブ海とラテン系の国からきた黒人たちとその子孫が集まっているのだ。

今回パレードの道を端から端まで歩いてみて、とにかく加者数を数えることは不可能なのだということがわかる。
私の印象は、50万人どころではない、というもの。ニューヨークには200万人の黒人が住んでいる。
今年のあるネットのニュースでは、パレードにて47人負傷、(どうやらだれも死者は出なかったらしい。)参加者数15万人。
とんでもないと思う。

人種差別とはこういうことだ。どう考えてもニューヨークで最大のお祭りなのに、ニュースにもトピックにもならない。ほとんどの人はその存在さえ知らない。ゲイパレードなんて、何百人でもニュースになるのに、50万人でも、百万人でも黒人は無視なのだ。
だとしても、当事者たちにとって、白人やら他の人種が来てくれても別に嬉しくもないのかもしれない。
口コミで50万人やらの人が集まり、ものすごい数の土産物屋やカリブ料理のテントはみな個人営業の手作りで、まったくみごとに商業化していないお祭りなのだから。
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by keiorihara | 2011-09-07 16:28 | New York | Comments(0)