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2012年 05月 11日

オキュパイ運動のメーデー2  Occupy Movement in Mayday 2

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ウォール街占拠運動のウェブサイトを開くと、こんな言葉が目に飛び込みます。
“唯一の解決は世界革命”
この過激なフレーズにびっくりしてしまいますが、今ではこのオキュパイ運動はアメリカ115以上の市に広がり、労働組合をはじめ150以上の団体の賛同をあつめています。
 
 『ウォール街を占拠せよ!』という言葉で最初にデモをインターネットで呼びかけたのはビジュアル社会批評誌「アドバスターズ」。
 リーマンショックから3年たつ2011年9月17日、自分たちの税金の行方を知り、この国の政治が大事にしているのは99%の国民ではなく、1%の資本家階級であるという事を見せつけられ人びとが、ついに声をあげたのです。

ウォール街とは、この国の富を独り占めにしている国際金融資本家トップ1%の人たちのこと。トップ1%が、この国の40%の富を握り、トップ5%が70%を握り、この国を都合よく動かしている。“We are the 99%!” という名フレーズもここからきています。
民主党も共和党もオバマも同じ穴のムジナ、ウォール街のために働かなければ政治家にはなれない。(実際、上院議員のほとんどはこの1%の資本家たちだそう)。ウォール街の後押しと大企業からの巨大献金がなければ大統領にはなれない。軍事産業や石油企業の投機家のために戦争が起こされ、税金が使われ、戦争をやめることができない。そして嘘を平気でつけなければメジャーのテレビ局には勤められない‥‥。
 
 デモ参加者の各人のプラカードはみんなちがう。「税金泥棒の大コーポレーションと銀行!」「保険会社のためではない、我々国民の健康保険を!」「我々は学資ローン100兆円の奴隷」「規制のない自由経済は資本主義を腐れさせる!」「公正な経済を!」
問題はみな身近にあり、世界中にある。失業、高い医療費、差し押さえ住宅から追い出された何百万人、その家の大量解体、公立学校や郵便局や図書館や公共機関の閉鎖、公務員の首切り、組合つぶし。
そして、全体を覆う恐怖政治。
オバマ大統領がやったことは12月、大統領命令でテロの疑いのある人を逮捕状も裁判もなしに無期限に軍事拘留できるというNDAA(国防権限法)と、3月には、緊急事態にそなえて国内のあらゆる資源(水、食糧、人間他あらゆるもの)を大統領と長官は支配する権限を持つという法にサインしたこと。
人びとは、これらがみんなつながっていて、ひとつの要求、ひとつの抗議では、もう力にはならないということを知ったのです。

この運動がこれまでのどんな運動とも違っているのは、大学や組合といった拠点を持っていないこと。
ウェブサイトはあっても、事務所はないそうです。
直接民主主義を徹底していて、リーダーさえも作らず、すべては公園や公共施設で開く全体集会で決められます。
誰かの運動論を採用するのではなく、全員賛成に向かって具体的な事柄をひとつひとつ通していきます。
役割分担によるグループはありますが、リーダーがいないから幹部会議もないそうです。
左翼のグループが組織論で介入して来ることには、細心の注意を払っているそうです。

オキュパイ運動は今や世界的なものとなっています。
「あっという間の拡大」「だが越冬できるか?」とマスコミは伝えましたが、実際に動いている人たちはかなりのんびりしています。
長いしたたかな運動がいま始まったばかり、私にはそう思えます。

明日5月12日はグローバル•スプリング、スペインをはじめとしたヨーロッパ各地、また世界中の都市で抗議集会が開かれるようです。

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(つづく)
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by keiorihara | 2012-05-11 12:12 | New York | Comments(0)