折原恵のニューヨーク写真日記 - New York Photo Diary by Kei Orihara

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2014年 09月 12日

ナイン・イレヴン  9/11

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13年目のナイン・イレヴン。灯りがともる新ワールドトレードセンター。

たくさんの陰謀論の本が出版され、はっきりと同時多発テロの多くの矛盾点が証明されていても、9/11はアルカイダが起こしたテロであり、イスラム教は敵であり、すべてのアラブ人は疑われても仕方がない存在として、脚本通りにメインストリームのマスメディアでは語られている。
まるで、日清日露の戦争も、日中戦争も、太平洋戦争も、アジアの国々を助けるために起こした戦争だと、少し前は偏った右翼しか言わなかったことが、今日メインストリームになりつつある日本のように、どう考えてもそんなことがまかり通るはずのないことがまかり通っている。
パワーというものに魅せられた少数の権力者によって、国が崩壊されつつある。
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by keiorihara | 2014-09-12 03:08 | USA | Comments(0)
2012年 08月 28日

1 World Trade Center

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9/11同時多発テロが起きてから、11年目の夏。
この、ツインタワーの跡地に建設中のビル、いつ見ても、どこから見ても、不吉な感じを持ってしまうのは私だけだろうか。
”フリーダムタワー”と最初は呼んでいたのだが、遺族や市民の反対にあって名前を、以前と同じワールドトレードセンターと改めた。(私も”フリーダムタワー”と最初聞いたときにはゾッとしたものだ)。以前とそっくりそのまま7つのワールドビルで成り立つ予定。
この写真はワンワールドと呼ばれる108階の最高層のビル。アンテナまで入れると、合衆国独立の1776年にちなんだ1776フィートになるという。こういうのもゾッとする。

新ワールドトレードセンターは、やっとのこと2013年に完成といわれているが、テナントもつかず、こんな人気最低のビルを造っている The Port Authority of NY & NJ (ニューヨーク&ニュージャージー港湾公社)とはどんな組織なのか?
ポートオーソリティとは、1921年に発足した、ニューヨーク・ニュージャージーの両州にまたがる港とその周辺地域の交通インフラを管理・運営している港湾公社である。
港湾、トンネル、橋、海運ターミナル、バスターミナル、5つの空港、交通警察、それにワールドトレードセンターの建設と経営、それらのセキュリティと、まだいろいろあると思うが、大ざっぱに言えば、ニューヨークとニュージャージーが州で別れているための行政の不都合や、産業別などの不都合を一つにして、連邦政府との関係なども上手く働かせるためにあるような組織のようだ。
そういうビルであるからして、ワールドトレードセンターには、州政府や連邦政府のたくさんの行政機関、ウォール街に元はあった大手の銀行や証券会社のほとんどが入っていたという。

ワールドトレードセンターを崩壊させる計画を実行するのに、このビルの経営、管理が、警察やセキュリティなどを持つ公社であるというのは、欠かせないことではなかったか、と思えてくる。
ワールドトレードセンターの建設計画を、戦後からずっとその地位にいた港湾公社の総裁に提案したのは、デイビッド•ロックフェラーである。

そこで、9/11。
9/11疑惑をドキュメンタリーにした映画(1時間23分)LOOSE CHANGE SECOND EDITIONをみつけたので、ぜひ。(日本語のナレーションの声が甘すぎて全然合ってないのが残念ですが)



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ワールドトレードセンターを建設したときに、地下7階分を掘った土でつくった埋め立て地バッテリーパークから、ハドソン川に突き出たピア。そこにこんな彫刻作品が。
これもわたしにとって、嫌な気分にさせられたモノでした。
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by keiorihara | 2012-08-28 02:33 | New York | Comments(0)
2011年 09月 18日

10年目の9/11で思うこと

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Ground Zeroに建設中の"Freedom Tower"


私が前に通っていたESL(English as a Second Language)の先生が「大きな嘘ほど人は信じる」と、9/11について、内容はほとんど話さなかったけれど、そう言いました。
私は、この人も2001年の同時多発テロは、アメリカ政府のやったことと思っているな、とすぐにわかりました。
このクラスは、先生の話したことについて生徒たちがグループでディスカッションするという授業。そのときにクラスメートから聞いた話はわたしにとって、本で読んだことを決定的に裏付けてくれました。

ブラジル人のファビアナは、当時ブラジル国軍属の父の仕事の関係でワシントンはペンタゴンの近くの丘の上に住んでいました。
その日の朝、大きな爆発音がしたので何だろうと、家族と一緒に車で音のした方に走りました。
丘の上からペンタゴンを見下ろすと、煙がモクモクと出ています。壁に穴があいているのを見ました。
家に帰ってテレビをつけると、旅客機がペンタゴンに激突したと言っていました。
彼女の話によると「飛行機なんてどこにもなかったし、残骸のかけらもなかった。テレビが言っている激突した穴って、飛行機が入れるような大きな穴じゃないの。最初は誤解だと思ったけど、そのあと全然訂正がなかったから、これは完全に嘘だと思ったわ」
ファビアナは敬虔なカソリックで、このクラスの中でもとびぬけて保守的な生活感覚を持っている人でした。それだけに、この話はもの凄いリアリティを私にもたらしました。

私は日本にいて、友達のおかげで、事の起きている様をTVで実況放送で見ていた一人です。
ワールドトレードセンターが崩れ落ちていくときの映像は、私にある光景を思い出させました。
私はビルの屋上の給水タンクの写真を撮っていて、ある日タンクの建築現場を撮影していました。
ある工程から次の工程までけっこう時間があって、暇にまかせてハドソンリバーの方角をぼんやりと眺めていました。
その目の中に、ビルを解体する瞬間が飛び込んできたのです。
ウワーすごい、こんなやり方で、古いビルを解体するのだと。
かなりの高層ビルなのに、爆破だけでこんなにあっという間に、きれいに解体するんだ。上から下に、横に広がらずにズズズズーンと下に落ちて、すべて消滅です。
歩道脇の囲いの低さにも、びっくりしました。こんな煙(ホコリ)を出しているのにこんな程度の保護シートでいいんだ、そんなことを思いました。

そのときの崩れ行く光景が、ワールドトレードセンターの崩壊する姿と瓜二つだったのです。だから、WTCが崩れ行くとき、わたしは何も考えずに、ああ、ビルが爆破されている、と思ったのです。
ところが、TVでは、飛行機の激突でもたらされた高熱によるメルトダウンで支柱の鋼鉄が溶けたことによるビルの崩壊と報じられました。しかしそこに残ったのは、溶けた鋼鉄ではなく、粉々に粉砕された鋼鉄の灰でした。ものすごいエネルギーをもった爆発物以外に、このような結果は出ないのです。なぜ、当局は嘘をついたのでしょうか?

こんなことを書き始めると、100くらい疑惑はあってきりがないのでやめます。
このあと、すぐにブッシュ政権は、アフガニスタンに攻撃を始めました。そして念願のイラク戦争です。戦争したくてウズウズしていたブッシュ石油ファミリー、および軍需産業は、 9/11で活気づきました。

戦争することで、アメリカの支出は増大して経済は疲弊するのに、なぜ? って思われるかもしれませんが、権力を持ったアメリカの資本家たちにとって、アメリカの国内のことなんてどうでもいいのです。
彼らの儲けは、アメリカの経済とは何の関係もなく、というか、アメリカの一般庶民が貧乏になるほど、彼らは潤い、彼らの権力の見せ所を実感できるわけです。
お金はもとより権力、支配すること、にとりつかれたわずかな人びとによって、世界はとんでもなくひどい方向に向かっている、それがアメリカに住んでいて思う、絶望的な展望です。

新しいビルは、フリーダムタワーと言うそうで、見るからに不吉な姿をしていると思うのは私一人ではないと信じます。
最も恐ろしいのは、9/11記念式典で、宣言された言葉。
「我々は決して許さない。テロリストに対する戦いは、けっして終わることはない」
20世紀は戦争と難民の世紀だったけれど、21世紀はテロリズム(架空の)の世紀として続くのでしょうか。
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by keiorihara | 2011-09-18 17:42 | USA | Comments(0)
2011年 09月 13日

9/11 ナインイレブン

ジョージアにいるときは気にもとめていなかったのですが、ニューヨークにいるとやはり落ち着きません。
若手の作品を展示する美術館 MOMA.PS1と写真の美術館ICPが、September 11 のメモリアルの展示をやるというので見に行きました。

どちらにもがっかりしました。
PS1では、”あの悲惨なできごとをもう一度思い出すために”というキューレーターの企画で、” フィジカルに、エモーショナルに”、思い出すのに役立ちそうな作品を一人1点ずつならべたもの。
作品のほとんどは9/11以前に発表されたもので、破壊された車の残骸、風に飛ぶゴミが写っている写真、工業機械を焼いたあとの灰など、見ながらどういう語呂合わせなのだろうというゲームをしているようで、その作品の当初の意味を完全に殺してしまい、安易で浅薄に感じました。

ICP も同じく、”Remembering 9/11 Ground Zero ” とタイトルされています。
"National September 11 memorial Museum" との共同開催で、いわば政府へ協力した仕事。
FEMAの依頼で現場で働く人などを撮った写真家のドキュメントと、もう一人はスライドショーで、空港の格納庫に納められたツインタワー崩壊後の残骸をこれも当局の依頼で写したものでした。(広島の原爆遺品の写真の撮り方を彷彿とさせましたが)

若いアーティストが 9/11をどうとらえているか、どんな発想で驚かせてくれるか、と期待したのが間違いでした。
しかし、これほど政治的な事件にたいし、狂信のテロリストが起こした悲劇、としかとらえないアート、写真など、何の意味があるでしょうか。このことによって引き起こされたアフガン戦争、イラク戦争について言及することなど皆無なのです。あれほどたくさんの疑問の残る事件について、おかしいと思わない人はそんなに多くないはず。しかしアートがこれなのですから、9/11はアメリカの新しいタブーというものなのでしょう。
ならば、はじめから関わらなければいいのにと思いますが、アートも今はアメリカの大きな産業ですから、そんなものなのでしょう。

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 PS1 の窓から。とても曇った日でした。
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 作品ーへこんだ車体の一部
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 窓の外の方が面白い
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そのあとに行った、バッテリーパークと昔呼ばれていたグラウンドゼロとハドソン川のあいだの埋め立て地、いま呼ぶところのロックフェラーパークでおこなわれた 9/11 記念のパフォーマンスはよかった。
これは1958年初演のモダンダンス。(あるいはポストモダンの古典?)
幾つものグループが出たのですが、洗練されたものを見ると政治なんか忘れてしまいます。
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by keiorihara | 2011-09-13 16:50 | New York | Comments(0)