きょうは終戦記念日だ。
アメリカにいる私は15日が今から始まるのだけれど、日本では15日は終わる。
昔からそうだったのか、いつからかそうなったのかわからないけれど、終戦記念日のニュースは武道館での「全国戦没者記念式典」の模様を知らせることが大きな柱で、いつも戦争は日本人にとって被害者的にとらえられるものだ。つまり、320万人の尊い日本の英霊に、、、と。
そして、戦争を遂行した張本人の天皇が(今ではその子どもが)”お言葉”をえらそうにのべ与える日でもある。
そして今でも多くの人は、日中戦争から太平洋戦争終結までに日本軍が2000万から3000万人という数えきれないアジアの人たちを殺したことを意識することがない。
終戦記念日とは、日本が起こした戦争を思い起こし、戦争がもたらした、すべてのむごたらしく空しい死に思いを起こすことではないだろうか。
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